お散歩セット

注意:2007年末時点での情報です

TH-D7があれば簡単なのですが、私の場合TH-D7を所有していないので、徒歩による移動運用の場合は、TinyTrak3 と ハンディー機 の組合せによるAPRS移動セットとなります。

昔は、Sony VAIO-U + GPS(Bluetooth) + UI-View + VX-7(VOX) という組合せで行っていたのですが、問題はVAIO-Uのバッテリー。頑張っても2時間前後。かつ、重たいし、もしものときはVAIOが心配...ということで、TinyTrak3の移動セットを準備しました。

バッテリーの確保

長時間の移動時の問題はなんといってもバッテリー。 ハンディー機の方は、自前のバッテリーをもっているので、それを直接利用すればOKとしても、問題はTT3への電源供給。 TT3は5Vの5Vの三端子レギュレーター(7805)を内蔵しているので、入出力電圧差が1.5V程度必要だとすると、6.5Vの電源が必要となる。あまり高くても発熱量が多くなるので、適度なものを探すしかない。

手持ちの6.5V以上のバッテリーとしては、普段PDA(iPAQ hx4700)用のバッテリーとして利用しているPocket MOBAがあり、これは出力電圧範囲が 3Vから 8.5Vと広範囲に設定可能。容量は 3200mAh。重量も 126g と軽い。 しかし、目的の電圧を得るためのアダプターの手持ちが無い。残念。

次に006P。9Vの供給が可能であるが、容量が200mAhであるので、運用時間的にちょっと心細い。 (後日、006Pのアルカリ電池で試した結果、十分運用に耐えられることが判明。追記参照)

結局選んだのは、定番のR/C用のバッテリー。手元に7.2Vのニッカドが2本、ニッケル水素が1本。とりあえず買ったばかりの 7.2V ニッカド 3300mAh を使うことにした。だが、重い。 TT3側の電源コネクターはモービル搭載用に一般的なカプラー(2極)にしているので、このままではR/C用のバッテリーとは接続できない。そこで、写真にあるようにR/Cの電源コネクターとカプラーの変換コネクターを自作。R/C側の電源コネクターはスーパーラジコンで購入。

最近は小型ラジコンや、子供向けのラジコン用の、更に小さい7.2Vのバッテリも存在しているので試してみる価値はある。

※ドリフトマシンは持っていないのに、なぜかドリフトに最適と宣伝してあったバッテリーを購入してしまった。

全体構成

TinyTrak3 に GPS (Byonics GPS2) 、VX-7 を接続して、こんな感じになります。 ちなみにByonics GPS2は、初期製品はGPS部分に "BYONICS" としか刻印されていませんが、最近の製品は "BYONICS GPS2"と刻印されています。


このセットはそのままでは全てをズボンや上着のポケットに収納して動き回るのは困難。そこでポーチに収納。表(というか外側の網ポケット)にGPSを収納。RIGは2番目の層の部分に、残り(バッテリーとTinyTrak3)はポーチのメイン収納部にいれて完成。

結果

重すぎる 、でも経済的?!

子供の散歩を兼ねて、2時間程歩き回りました。その結果、「重い」の一言につきます。バッテリーが6セルですが、5セルタイプのものでも、なんとかなるのではないかと....というより、なんとかしたい感じです。さらにVX-7は重い。VX-2やVX-3ならまだなんとかなったかも...(一応、VX-2 VX-3, VX-7 と所有)。

バッテリーは容量的にも3300mAhは大きすぎます。24時間以上TinyTrak3とGPSを駆動できました。緊急時にはRIGにも電源供給できるくらいの余裕です。 R/C用途としては、ちょっとクタビレてきたバッテリーをTT3用に利用することもできるし、 充電機もラジコン用がそのまま利用できるし(って、元がラジコン用ですから当り前ですが)ある意味余計な出費にはならないので、その点は個人的にFB。

最近は 7.4V 1000mAhクラスのLi-POバッテリーがあるので、この位が手頃でいいのかも。しかも61gと軽い。色々とまだ取り扱い上の注意点があるLi-POバッテリーですが、この手のクラスのバッテリーで試して見る価値はあります。 EPプレーンとかEPヘリ用のバッテリーで次回挑戦。

電圧低下時の挙動

バッテリーからの十分な供給電圧があるとき、TT3はPower LEDとGPS Valid LEDの二つが点灯(点滅)していますが、供給電圧が下がって来ると、Power LEDは点灯しているものの、GPS Valid LEDが点灯(点滅)しなくなります。 GPSへの供給電圧が下がってGPSが動作していない状態になっているものだと思います。 Power LEDが点滅しているので「バッテリーはまだ大丈夫」と勘違いしそうになりますので、注意が必要です。

回り込み

VX-7とTinyTrak3を同じポーチに突っ込んでおくと、時々RFの回り込みが発生したようで、変調がおかしくなってしまいます。たぶん、相互の微妙な位置関係やアンテナのSWRなどの関係だと思うのですが、安定してビーコンを出すために、最終的にVX-7だけは、上着の胸ポケットにいれて、VX-7とTinyTrak3との距離をとり、さらにはアンテナの地上高を稼ぎました。 この辺は一体型であるTH-D7等の方がお手軽&安心確実な運用ができるようです。

TH-D7の後継機種の販売も決まっているとの情報ですので、後継機種に期待するとともに、それまでは、このスタイルでがんばるしかないようです。TH-DxxがせめてVX-7のサイズであることを願います。VX-3サイズだったら更にGoooooood! VX-8の発売もまもなく...

※[2008.12追記] VX-8 が発売されました

※[2010.12追記] TH-D72がついに発売されました

追記

[2008.04.19] ある山頂デジのメンテに同行する機会があったので、フィールド運用も兼ねて、今回は電源として006Pで試してみました。13:20頃から運用を開始して、20:40現在まだ余裕でTinyTrak3とGPSを駆動しています。 ということで、006Pで十分のようです。 (使用電池 Panasonic アルカリ乾電池 6LR61Y)

[2013.08] VX-8, TH-D72, FT1DなどなにもしなくてもAPRSが楽しめるハンディーRIGが発売されていますのでこのような面倒なことをする必要もなくなっていますが、手持ちの古いハンディーRIGはこれらの方法で再利用することが可能です。 また、http://www.yon.jp/には GPS一体型 Pom Tracker mini が紹介されています。こちらの方が、便利です。

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