TinyTrak4 の製作記

TinyTrak4に関しては、他にもFBなサイトがありますので、そちらも御覧ください。

ドル安が進み、ここぞとばかりに TinyTrak4 を注文しました。(2008.03)

TT3とはちょっと違って、製作/設定に色々と悩む部分がありました。 これからTT4に挑戦される方の参考になればと思いますので、 ここに簡単に製作記を掲載しておきます。

※なお情報は 2008.03現在のもので、それ以降に出荷される分については、ここに記載している情報と異なる場合があるかもしれません。

パッケージ

TinyTrak4のパッケージは右の写真の通りです。

  • ケース
  • シール(ケースに貼る)
  • IC (MAX232, microcontoroller, 及びそのICソケット)
  • 基板
  • 抵抗類
  • 三端子レギュレター,LEDなど
  • コネクター類
  • 組み立て説明書

TinyTrak3(TT3)のパッケージと比較してみました。約2倍のサイズになっています。しかし、送料はTT3と変わらずです。


ケースサイズでお互いを比較してみると、2倍です。やはりでかい。

※写真のTT3は、一部改造してありますので、製品版とは若干異なります。ハンディーとモービルの切替えスイッチをつけています。(TT3の写真左上に見える赤のスイッチ)

製作

コンデンサ

電子工作のお約束通り、背の低い部品から半田付けしていきます。0.1ufのセラミックコンデンサーを半田付けします。半田付け開始早々13個も同じ部品をつけて行くので早くも冗長な作業となります。

次に 18pfのコンデンサー。コンデンサー表面に18と記載されているようですが、小さくてよく見えません。10にも見えるし、18にも見えるし.... しかし、残されたパーツでそれらしきものは、それしかないので、まぁいいかぁという感じで半田付け...

クリスタル

クリスタルの半田付けも特に難しい部分は無し。

ICソケット

ICソケットも向きさえ注意すればOK。右の写真では、いずれも右側にICソケットのノッチが来るようにする。

ここで、問題が........ICソケットをつけると、大きい方のICソケットが基板上のR1とかC1とか書いてある文字の一部にかぶさってしまい、後程一部の部品の取り付け位置が分からなくなります。 具体的には C4, L1, C12, C13, R7, R18, R4, R5 の表示が隠れてしまい確認できない状態になります。(右の写真では、下の方....既にC4,C12,C13の半田付けは終えているのでL1, R7, R4, R5 の半田付けを行うときに困る)。

そこで、http://byonics.com/tinytrak4/からTinyTrak4_v0.6.zipをダウンロードして、それに含まれるTinyTrak4 Hardware Manual を印字するなり、画面上にだして、Printed Circuit Board(PCB)の図を見られる状態にしておくことが必要になります。

[追記] TinyTrack4_v0.6.zip に含まれるファームウェアは旧版です。最新ファームウェアが含まれているTracker_v4.06.zip もダウンロードしておきましょう。[2008.04.19]

トランジスター、温度センサー

トランジスターと温度センサーが似ているので、この二つを間違えないようにさえすれば、OK

再度、コンデンサー 及び 可変抵抗

再度、コンデンサーが登場。0.47ufの青いコンデンサーを取り付けます。

続いて可変抵抗です。TT3の場合は2つの可変抵抗を使いましたがTT4では1つに減っています。

抵抗

抵抗は数と種類があって、間違えないように注意が必要です。 当該部品を探しながら半田付け作業を行うと間違える可能性が高くなるので、事前に仕訳をしました。中でも2.2kオーム抵抗が12本もあるので、まずはこれを抜きだしてから、残りの中から他の抵抗を探すと時間短縮可能。

前述したように、R4, R5, R7は、基板上の印字がICソケットにより隠れてしまっているので、取り付け位置を間違えないように注意が必要です。

また、R19, R20, R21, R22 は正確に垂直に半田付けを行うか、あるいは半田付け後に若干左右に傾きが調整できるようにしておいたほうがいいでしょう。後程LEDを半田付けする際にLEDと抵抗が干渉する可能性があります。

ここで数ワット級の大きな抵抗が1個余ります。

ジャンパー ヘッダー

次にジャンパーピンのヘッダーの半田付けです。パーツとして十何連かのヘッダーと3連のヘッダーが同梱されています。

JP1からJP5は連続しています。 これに取り付けるヘッダーをカットします。 マニュアルには JP1-JP5 can be cut as 5 1x2 posts or 2 1x5 posts. と書いてあります。 2連のヘッダーを5組つくるか5連のヘッダーを2組作るかどちらかです。 簡単なのは5連のヘッダーを2組作って半田付けするのが簡単なように思えます(私もこちらを選択)が、 この場合、注意するのは、ヘッダーの間隔です。 私の場合、右の写真のように事前にジャンパーリンク(ピン)を挿しておいて間隔を固定して半田付けしました。

ちなみに私は or を見落として 5 1x2 と 2 1x5 の両方を最初に作ろうとしてしまい失敗しました。

LED

LEDの取り付けは、その向きに注意すればOK。

先に取り付けた抵抗が斜めに付いていると、LEDと干渉してしまいます。

コイル

マニュアルに Install inductor L1( 10uH... とあり、パーツの中からコイルを探すもなかなか見つからず.....マニュアルと更に読むと brn-blk-blk-gold と書いてある。「んーーー抵抗のことかぁ?」更に読むと This component looks like the resistors, but is larger. 「なるほど、さっき余っていた抵抗かぁ」と思いながらも「これってコイルだったのねぇ...!??」。 こんな姿のコイルは初めてみました。

三端子レギュレーター

これも定番部品。ネジでヒートシンク共々基板に固定するので、半田付けする場合は、その位置に注意。逆にネジで固定してから半田付けするほうが確実かもしれません。

ネジをあまり強く締めつけると基板を痛める恐れがあるんので要注意。 しかし、TT4はモービルに搭載する機会が多いことを考えると、 後で使用中にネジが緩んでしまうのも困ります。 ナットの部分にエポキシ樹脂系の接着剤を付けてネジが緩まないような工夫をしておいた方が安全かもしれません。

TT3と違うのは小さいながらもヒートシンクが備わったこと。 TT3は13.8Vを加えると結構な熱をだしていたので、何となく心配になることがありましたが、 ヒートシンクにより若干の安心感がでてきます。 しかし、それ以上にTT4は消費電力が増えたのかも。。。

RS232C端子(DB-9)の取り付け

これも部品を間違えないように注意が必要です。

TT3の時はちょっと反則技(っぽい方法)で基板に直付けしていましたが、TT4では基板直付け用のコネクターに変更されています。

TT3との最大の違いは ネジ でケーブル側のコネクターがTT4に固定できること。TT3は単純に刺さっているだけの状態で、簡単に抜けてしまいます。 TT3は知らない間にケーブルが抜けていた ということがありますが、TT4では、その点は安心です。

ICを挿す

その前に、一度電源を供給して確認。まずはレギュレターに13.8V前後、その出力側が5.0V前後になっていることを確認。

ICの向きに注意して、ICソケットに差し込み完了。

昔、ICをソケットに挿すときに勢い余って、自分の指にブスッと刺してしまったことがあって.....そのときのトラウマで、今でも、この瞬間は嫌い。

以上で基板は完成!!

ジャンパーの設定

ジャンパーの設定については、マニュアルに色々と記載してありますが、Hardware Manualの表紙に採用されている写真の通りに挿せは、TT3と同じように動くようです。

TT3では、ハンディーとモービル機に接続する場合とで抵抗の半田付けの有無、GPSへの供給電圧の設定はリードの半田盛りによるショートなど、ハードウェア設定が面倒な部分がありましたが、TT4では、これらが全てジャンパーピンによる設定になっています。

TinyTrak3 との比較

同梱されている一枚のハードウェアマニュアルのレベルは変わらず。ByonicsのWebページで公開されているハードウェアマニュアル(PDF)はTT3の方がより丁寧。

OpenTracker+ との比較

過去に TintTrak3, OpenTracker+を作りましたが、TT4を作っていると、どちらかといえばOpenTracker+の後継機を作っているような感じです。相当OpenTracker+を意識しているなぁということが伝わって来ます。