動画撮影を長時間継続するとカメラ内部の温度が上昇し撮影が停止するのは他のカメラでも同じですが、FDR-X3000ではそれに達する時間が短いとの評価をよくみます。 ２年近く使用した結果、FullHD(1080p)の撮影において、「温度上昇」が原因で撮影が停止することは一度もありませんでした。 4Kの場合は、周囲の温度で撮影継続時間が大きく異なります。 特に、気温が高い状態では20分程度で限界を迎えますが、逆に気温が低い場合は、60分連続撮影できたこともあります。この時は、冬場の車載状態でしたが、窓を開けていましたので、車内の気温が10℃以下だったのが、長時間撮影の要因だと思われます。 同時期でもエアコン（暖房）を入れて、20℃を越えていれば、20分が限界でした。

他のサイトでは、SDカードがその時間を左右するとの見解がおおいようです。 それらのサイトで評判の良かったSDカードを私も購入して試してみました。購入したのは下記の製品です。

条件

• 4K (XAVC S) 2160 30p 60M
• 手ブレ補正 ON
• 外部USB電源供給
• SAMSUNG 64GB , Class 10 UHS-I U3
• 車内温度 15度から20度前後
• この実験前に既にHDや4Kで撮影しているので、多少の内部温度上昇あり

結果

結果、4K撮影でも30分は継続できました。 条件にも書いたように、これ以前に撮影を行っており、既に内部温度は上昇している状態からの時間計測です。 前のページでも、事前に20分ほどFullHDで撮影した後に、4Kに切り替えて撮影しましたが、その後30分ほど連続撮影ができました。 完全に冷めている状態からであれば、もう少し長時間の撮影ができたかもしれません。

温度上昇で停止した直後に本体を触ってみると、40度には達していない感じで、非常にぬるいお風呂の温度といった具合です。 一方、内部のバッテリーは、40度は確実に越えていて、そのまま触っていると火傷しそうな位の温度になっています。

NIKON COOLPIX P300で動画を連続撮影したとき（つづき）も40分ほどしたところで温度上昇により自動停止してしまいましいたので、撮影条件の違いや構造の違いを考慮しても、今回の時間は悪くはないと言えるのかもしれません。

温度上昇警告

内部温度上昇が限界に近づくとライブビューモニターの左下に警告が表示されます。これが表示された時点ではまだ撮影は継続され、その後数分して停止しました。（この時間がどの位であったかは不明...）

以下は温度上昇停止後のライブビューの画面です。この状態で再度RECボタンを押しても撮影は再開されません。（温度が下がれば、再開可能になるのかな？）

この箇所にはYouTubeの動画が埋め込まれていました。動画を閲覧するには、下記のURLあるいはQRコードをご利用ください。

• https://youtu.be/4WO3ukhokC8?rel=1

HDで撮影

撮影をHDにし、外部USB給電を行うと、温度上昇による停止状態にはいたりませんでした。4K撮影でもこのようになってくれるといいのですが....